QPシリーズはアマチュア無線自作派の方なら誰でも知っているくらいの、
ミズホ通信から販売されている公称出力1ワットのQRP送信機のキットです。
QPシリーズには7メガヘルツ帯用のQP−7と21メガヘルツ帯用のQP−21があり、
同調回路の定数が違うくらいで、回路自体は同じです。
(注)現在、ミズホ通信はQPシリーズの発売を中止しています。
安価ですので、これらのキットを購入し
組み立ててみた方は多いと思いますが、実用にまでされている方あるいはその成果を
発表されている方を私は正直、ほとんど知りません。しかし、わたしはこのQRP送信機は大きな可能性を秘めていると思います。
わたしはQP−21を改造して18メガヘルツ帯用にしたものや、
21メガヘルツ帯でもVXO発振回路を付加して周波数可変にしたものを製作し、
実際の運用に使用してみました。それをここで紹介します。
まず、18メガヘルツ帯水晶に入れ替え、回路の同調も取り直した周波数固定機を作って3ヶ月ほど使用しました。その結果が18交信記録1のページです。
なぜ18メガヘルツからはじめたかというと、近くの周波数でVXOの実験をやっていたことと、WARC−79で新設されてから、そこで運用することをずっと楽しみにしていたからです。上記の実験で、周波数を変えても問題なく働くことがわかり、またVXO発振回路の製作に成功したので、同じ18メガヘルツ帯で周波数を変えることができる送信機が実現し、運用を開始しました。最初のひと月の成果が18交信記録2のページです。
その後さらに運用を続けました。最初の半年は4階建てアパートの屋上に張った半波長ダイポール・アンテナを使い、その後は引越しに伴い、いろいろな建物のベランダや屋上に、概ねダイポール相当のアンテナを設置し運用しました。送信出力は自作の電力計に拠れば1.7ワットでした。2ワットと言ったことが多かったですが、1ワットと言ったこともありました。
実際の送信機の内部を写真でお見せしましょう。非常にシンプルでしょう。
ブロック・ダイヤグラムを示します。
リグの設置状況を写真でお見せしましょう。受信機はYAESUのFRG−100です。
アンテナをお見せしましょう。といってもワイヤーアンテナなのでよく見えないと思います。半波長ダイポールアンテナです。地上高は13メートルくらいか。
その結果、世界中の各地と100局を超える交信が出来ました。その成果を受け取ったQSLカードで地域別にご紹介しましょう。
アジア近隣地域です。